女子500メートルタイムトライアルで準優勝した栁原=福井競輪場

成年男子1000メートルタイムトライアルで準優勝した碇=福井競輪場

 来年秋の福井国体プレ大会を兼ねた自転車の第52回全国都道府県対抗大会は24日、福井市の福井競輪場で開幕した。トラック種目が行われ、福井県勢は女子500メートルタイムトライアルの栁原真緒(県連盟)と成年男子1000メートルタイムトライアルの碇(いかり)優太(県体協)が準優勝に輝いた。

 栁原は大会記録に迫る36秒461の自己ベストで昨年に続く準優勝。碇は粘り強い走りを見せ、1分7秒049でゴールした。

 女子チームスプリントの福井(栁原真緒、中村愛花)は59秒398で予選2位となり、トップの福岡と1、2位決定戦に進んだ。

 男子4000メートル団体追い抜きの福井(碇優太、廣瀬元輝、枠元一葵、齋藤知樹)は4分23秒218で予選3位となり、同4位茨城との3、4位決定戦に回った。

◎競輪学校で鍛錬、急成長 栁原

 強くなって地元福井に戻ってきた。日本競輪学校で鍛錬を積む20歳の栁原(県連盟)が女子500メートルタイムトライアルで昨年に続く準優勝。自己ベストの36秒461をマークし、「去年より1秒5ぐらい伸びた」と確かな成長を実感した。

 得意のダッシュで一気に加速。「残り200メートルもまあまあだったけど、最後は少しスピードが落ちた」と振り返った。

 最終組の前田(京都)が35秒985の大会新記録を出し、初優勝こそ逃したが、小林監督は「栁原は重いギアを使っていない。まだ伸びしろがある」と期待する。

 敦賀高時代は陸上やり投げの選手。自転車に転向してまだ2年弱ながら「(5月に入校した)競輪学校でバンク練習を積めた」と急成長の要因を語る。毎朝、午前5時からの自主練習にも励む。

 この日2レース目のチームスプリントは、先頭の栁原にペアの中村(日体大)がついていけないほどの加速で予選2位。1、2位決定戦に進み、栁原は「もちろん1位を取る」ときっぱり。

 来年の福井国体はケイリン、チームスプリントで優勝を狙う。「これから競走の駆け引きも覚えたい」。もっと速く、強くなりそうだ。

◎持ち味の粘り強さ発揮 碇

 粘りの走りは健在だった。成年男子1000メートルタイムトライアルで碇(県体協)が持ち味の「我慢強さ」を発揮して準優勝。「表彰台に乗れたのは良かった。今の力は出せた」と落ち着いた口調で喜びを表した。

 苦手なスタートで出遅れた。それでもトップスピードまで持ってくると碇流の粘りを発揮。「普段の練習から(つらくても)最後まであきらめないでやっている」という姿勢が走りに表れ、1分7秒049で最終組を残しトップに立った。

 だが、新村(茨城)に0秒171という僅差で逆転され、「悔しい気持ちもある」と言った。タイムも含め、決して満足しないところが経験豊富な実力者たるゆえんだ。

 父は元競輪選手。旧春江工高で自転車競技を始め、日大を経て社会人でもアマとして走り続け、将来は指導者になることも見据えている。

 来年の福井国体に向けては「まず団体種目で頑張りたい。勝てばチームの士気が上がる」。25歳のキャプテンは、個人よりチームのことを真っ先に口にした。

福井市
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