拉致の早期解決を願う集会の打ち合わせをする救う会福井のメンバー=8月18日夜、福井県小浜市の小浜市文化会館

 北朝鮮による拉致被害者5人が2002年に帰国して15年となるのに合わせ、救う会福井は10月9日、福井県小浜市の小浜市文化会館で「拉致・特定失踪者問題の早期解決を願う福井県集会」を開く。同市の地村保志さん、富貴恵さん=ともに(62)=夫妻をはじめ、新潟県佐渡市の曽我ひとみさん(58)らが出席し、問題の風化を防ぎ、あらためて早期解決への機運を高める。

 集会は福井県や小浜、越前、敦賀の3市、若狭町との共催で参加者800人規模を想定。集会事務局となる小浜市の松崎晃治市長が23日、定例記者会見で概要を発表した。県外の拉致被害者も参加する大規模集会は、県内で初めて。

 曽我さんは1978年に拉致された母ミヨシさん=当時(46)=の帰国を待つ被害者家族としての思いを訴える。地村さん夫妻は自身の帰国から15年を振り返り、近況などを報告する。

 田口八重子さん=78年失踪当時(22)=の兄で拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(79)は、問題を取り巻く現状などについて講演。拉致の可能性が拭えない県内の特定失踪者の家族も登壇し、越前市の河合美智愛さん=84年失踪当時(20)=の母喜代子さん(75)らが真相究明を訴える。

 参加無料で午前9時半から。松崎市長は会見で「拉致問題が進展しない中、風化させないことが最も大切。拉致事件が起きた小浜から発信し、新たな動きにつながるよう啓発活動を広めたい」と話した。

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