感染症のウイルスや細菌を媒介するタカサゴキララマダニ(梅村信哉さん提供)

 ■県内でも発症

 主にマダニに直接かまれることで感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が、県内で初めて確認されたことが1日に明らかになった。2013年以降の死亡例は全国で50人を超えている。

 マダニは森林や草むら、登山道や林道、田畑などさまざまな場所にいる。体に付いているのを見つけたら、無理に引きはがすのは禁物。一部が皮膚に残ったり、体液が逆流したりする場合があり、皮膚科で処置するのが原則だ。帰宅後に入浴して洗い流すのも有効という。SFTSは6日から2週間程度の潜伏期間があり、その後の体調に気を付ける必要がある。

 ■朝夕は要注意

 県内ではツキノワグマの出没が増えている。本年度に市町などに寄せられた目撃などの情報は243件(7月末現在)で、過去最多のペースになっている。

 日帰り登山で明け方から山に入ったり、夕方に下山する場合は、クマの活動時間と重なる。人の存在を知らせる鈴やラジオは必携だが、悪天候時や沢の近くでは気付かず接近してしまう時がある。大声を出したり、ものを投げたり、走って逃げたりすると、本能的に襲いかかってくる場合もある。

 マムシやヤマカガシといった毒を持つヘビは、夏場は餌の取りやすい沢近くに潜んでいる場合が多いという。刺激しなければ襲ってこない。アウトドア店では毒を吸い出す専用器具も売られている。

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