スマートフォンで動画を撮りながら電子ペンを走らせるShunpu(シュンプー)さん=福井県大野市

 筆の運び方を分かりやすくと配信を増やした動画は、特にタブレット端末に書く“電子書道”が人気で、再生回数が約21万8千回となった動画もある。

 閲覧者は日本や米国、ブラジル、台湾など世界各地に広がり、命名書や紙に書いた作品を送ってほしいとの依頼が海外からも舞い込む。

 書道を習い始めたのは9歳の時。テレビから聞こえるナレーションを無意識に書くほど書道が好きで「全てが無になる時間。書くことだけに集中できて心が落ち着く」と言う。

 思いがけず、書道家と服飾業という二つの夢をかなえた猪島さんは「趣味の自己満足がSNSで広がった。遠い場所にいる『書道好き』とのつながりが何より楽しい」と、黒ひげから歯をのぞかせた。

 
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