オリオン大星雲

(1)「ちっちぇ~や!!」

月は近くにある天体なので、たいていの望遠鏡で大きく見えますし、土星や木星など特徴ある惑星もよくわかるものですが、他の星(恒星)は非常に遠くにあるので、大きさが感じられないのですよ。いくら倍率を大きくしても点にしか見えないし、惑星でも拡大しすぎるとコントラストが悪くなってしまいます。目には見えない星や、つぶらなダイヤモンドの輝きを堪能してほしいのです。

(2)「ゆらゆら、ゆらゆらとブレるやん!!」

そんなあなた、望遠鏡に手をかけていませんか? 架台はぐらぐらしていませんか? まわりで飛び跳ねている人はいませんか? 風の強く吹く場所や、倍率が高いほど、ちょっとしたことでブレやすくなるので注意しましょう。また、大気の状態によっては「シーイングが悪い」といって、天体の像がゆらゆらすることがあります。これは、大気の乱れや大気中のチリ、水蒸気の影響によるものです。

(3)「テレビでは、もっと色がきれいやったやん!!」

そう、「バラ星雲」や「オリオン大星雲」など、色鮮やかでしたね・・・。あれはね、大きな望遠鏡と、高性能なカメラで、長い時間光を集めた結果なんですよ。人間の目では、星雲の色までは判別できません。白い煙が広がっているかのように見えるだけですが、「本当はあんな光を出しているんだ!」と想像しながら望遠鏡を覗くのも、宇宙のロマンですよ。また、望遠鏡の操作に慣れたら、天体写真に挑戦するのも「星空ウオッチング」の醍醐味です。

いろいろ「星空ウオッチング」についてお話ししてきましたが、夏でも夜は予想外に冷えるので、野外ではTシャツ・短パンでは震えることがあります。防寒対策はしっかりと、温かい飲み物など準備しておくとOKです。でも、ゴミのポイ捨てはだめですよ。・・・おっと失礼。星を見る人に、マナーの悪い人はいませんよね。

それでは、今夜も美しい星空をお楽しみください。