経ケ岳で20年前に発見された経筒(手前2点)。短い経筒には「越前国平泉寺」の刻印がある=26日、福井県勝山市の白山平泉寺歴史探遊館まほろば

 経筒は白山信仰に関係した貴重な史料として関係者の認識は共通している。「平泉寺」の刻印がある経筒は群馬県から1件発見されているものの県内ではこれしかなく、保管している永平寺町教委も文化財級の価値は十分にあるとみている。

 ただ帰属がはっきりしない以上「うちでは指定できない」(同教委)と、歴史的背景などの詳しい調査は宙に浮いた格好だ。

 勝山市教委では「本来平泉寺のあった場所で展示することで、この史料を理解してもらいやすくなる」と話し、今回の展示をきっかけに事態が進展することを期待している。

 勝山市内では発見直後に数日間公開されただけで、今回初めて白山開山1300年を記念した企画展で本格的に展示される。6月28日まで。

 

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