胎生学の研修会の様子

1999年、4日間にわたる「胎生学」の研修会では実際に受精卵からのこの成長過程を彫塑でつくり上げました。たかが彫塑といっても、その過程をたどり、誕生するまでの胎児の形成作業に実際関わると、「この子を家に連れて帰りたい」という声が受講者の中から、あちらこちらで自然につぶやかれていたものでした。しかし、人知を超えた世界で行われるこの作業に、実際に私たちが関わることはできません。

では、母親として、あるいはその周囲にある人たちが、お腹の赤ちゃんが、健全に成長していくために、何かなすべきことがあるのでしょうか?

お腹の中で、私たちの思いを越えてなされていくこの過程が順調に、健全に進められていくために私たち母親にできることは、お腹の中の赤ちゃんが、健やかに成長していくよう形成力が促進されるために、母体が豊かな生命力に満たされていることが大切になってくるとおもいます。

母体を豊かな命力に満たすとはどうすればよいのでしょうか? 次回は、この時期の母親のあり方を含めて、どのような思いで子どもの誕生を迎えたらよいのかについてもご一緒に考えてみたいとおもいます。