福井の子どもの周りではその気になればいくらでもこうした体験が用意されていてとても恵まれた社会だと思えました。折角のこうした機会が一部の子だけに終わるのではなく学校教育につながっていけば学力テストだけに精を出すのではなく今の時代の地域ぐるみでの子どもの教育になっていくことを孫を通して改めて感じさせていただいたのです。

暑い中、我が身に聞きながらの、こうした忙しい夏を孫たちと駆け巡った夏休みでした。しかし、肝心の夏休みの宿題は?というとそれがいつものようになかなかなかなか大変・・・。それでも課題の日記は書きたいことがありすぎて。しかし、書こうと気持ちになって用紙に向かうまでがまたまた大変で・・・。

そうした思いのすべてを担任の先生は実に温かく、おおらかに受け止めてくださり、しかしことによっては厳しくさとしてくださって、ようやく新学期の学校生活もスタートさせていただくことができました。

まだまだ厳しい残暑が続きそうですが、秋も近づき涼しさがましてくると衣替えの季節がやってきます。ちょっとまだ早いようですが「衣の生活」についてみていきたいと思います。誰もがこの世には裸で生まれてきます。ですから衣の生活は誕生後すぐに始まるのです。

まずは誕生前に産着が準備されるとおもいます。日本では季節にもよりますが、すべてなるべく肌触りのやわらかいガーゼのような綿の布質で産着を揃えるのが私たちの時代には普通でした。枚数は洗い換えとしてその状況に応じた枚数。たいてい5~6枚ぐらいずつ用意したと思います。そして今では紙おむつに代わりましたが布製のオムツ。

日本のように四季のある国ではそれぞれの季節にあった衣類が必要とされます。私の義母はハワイの人でしたので、ずっと以前にそのハワイの実家に寄せていただいたことがあります。ハワイは常夏の国といわれ季節が夏だけですのでワイキキの海岸の近くのその住まいもこじんまりとしたものでした。そしてその生活はすべてがてシンプルであまり物がいらず、あっても大きな冷蔵庫がでんと据えられていたのが目に付いたくらいでした。ですからそのシンプルさにとても驚いたと共に衣類においても、子育て最中の私には日本のように四季折ごとのたくさんの衣類の出し入れをしないで済むからとてもうらやましくも思えたのです。

産着と言えば次女の出産の折のことです。娘がホームスティさせていただいていたドイツのお母さんから出産祝いとして産着が送られてきました。それがウール製の産着です。

日本では全く考えられないことですがお国柄のせいかドイツでは一番下に赤ちゃんにウールを着せるとか。一番下に着せるものは綿のように汗を吸ってべとつかないようにウールを着せるのだというのです。ドイツらしい合理性とその文化の違いに驚いたものでした。

子どもの成長はとても早いものです。あれやれよという間にすぐに衣類は小さくなります。ですからより合理的になってきた近年の若いお母さんたちは、お友達どうしてあるいはリサイクルショップなどをうまく利用してそうした子ども時代に着せる衣類にはお金を掛けないようにしている人も増えているようです。

保育園というお子さんをお預かりする立場から、お子さんの衣類を選ぶ観点として次のようなことをお勧めしてきました。

○衣類は親の好みや子どものほしがるものではなく子どもの健康や成長を考慮した観点から選んだものが好ましいのです。
○下着類はなるべく化繊ではなく、綿素材のものが好ましいです。(特にアトピーのお子さんには材質は充分に気をつけてあげてください。材質によってアトピーが増し、とてもかゆがるお子さんに気付かない親御さんも少なくないからです)
○体にあった大きさで、活動しやすいものを選んであげること。(あまりに大きすぎたり、長すぎるもの、逆に小さすぎるものや短すぎるもの。シャツなど短すぎておなかが出るものなど子どもの成長や健康を阻害しないものを選んであげる配慮が必要だと思います)
○シュタイナー教育では、キャラクターの付いたものは好ましいものとはされていないようです。日本では衣類に限らず子ども用品にキャラクターのついていないものを探すのは大変なことでほとんどないといっていいくらいだそうです(なかにはよく親の好みで子どもの服装が選ばれその極端な例として怪獣の背びれがついたものや尻尾のついたものを着てくる子もいました)
○洋服の色も子どのその気質への影響があり、その補色(赤であれば緑)にあたる色が子どもに影響を与えるために子どもにあった色を選ぶことも必要とされています。
○靴も子どもの足にフイットして柔軟性のあるシンプルなズック類がよいのです。特に戸外遊びをしたり、運動遊びをするとき、どんな靴を履いているかによって安全であったり、怪我をしやすい危険性のあるものもあるのです。ですから流行っていて子どもがほしがるものだからといって子どもの成長に好ましくないものや危険性のあるものはなるべく親の判断で避けるべきだと思います。しかし、実際には子どもが喜ぶものを優先に選ぶケースが多いようでした。
○季節ごとの子どもの衣類を男の子の例で見ていきますと夏の一番暑いときには、パンツ、ランニング、短めのズボン(子どもは転びやすく転んだときに膝を傷つけやすいので短くても必ずひざが隠れる長さがよいのです)

涼しさを増すにつれ上着はランニングが半そでになり、薄手長袖になり、厚手長袖から冬には重ね着が必要となっていきます。暖かさが増すにつれその逆になっていきます。それに伴って下着がランニングから半袖シャツ(暖房が完備している今日では冬でも半袖シャツで通しているようです)よほど寒いときに長袖シャツが加わります。ズボンも同じように寒さに向かうにつれその長さも長くなり、生地の厚さも厚くなります。しかし、昔のようにズボン下をはく子どもは少ないようです。

女の子の場合園や学校によって冬でも短いスカートで過ごす子が目立ちますが、そうした場合には下半身をなるべく冷やさないように暖かい靴下や長めの下穿きをはかせることが必要だと思います。子どもに寒さを我慢させて鍛えるという考え方もあるようですがこうした我慢はその大人になってからの健康も考えたときには好ましくないともいわれているのです。それぞれが必要に応じた枚数、洗濯のことを考えると5枚ずつぐらいあればよいのではないかと思います。その概数を見ていきますと

パンツ・・・5枚
下着 ランニング・・・5枚
   半そでシャツ・・・5枚
   長袖シャツ・・・5枚
上着(Tシャツ類)
   ランニング・・・5枚
   半そで・・・5枚
   薄手長袖・・・5枚
厚手長袖・・・5枚
チョッキ・・・2枚
ジャンパー・・・1枚
ズボン類
半ズボン・・・5本
薄手長ズボン・・・5本
厚手ながズボン・・・5本

そのほか
帽子・・・夏、冬帽子 一つずつ
水着・・・それぞれの泳ぐところによって着用する水着も異なってきます。

真夏はかなり日差しも強くそうした中で肌をむき出しにすると慣れていない肌はすぐに火傷状に日焼けして痛くなりますのでなるべく上着も着用することが望ましいように思われます。海などでは場所によっては長袖、長ズボンの水着の方がよい場合もあります。大丹生の海の岩は岩が鋭く尖がっていて裸では危険性を感じたものでした。

そのほかにまだいろいろなものが必要になってくると思いますが、一人の子どもにつき、ざっと最低これだけのものが年間必要になります。そうした衣類の整理、保管をしなければなりません。次にはその整理保管について考えてみたいと思います。