まず衣服を整理するには収納する入れ物が必要になります。これまでの私の子育ての経験などの反省も含めて使い勝手のできるだけいい収納箪笥を選んで一本ずつ買い、準備することから始めました。衣類の整理整頓は洗うことから考えていかなければならないと思います。

なによりも清潔第一の今日の日本の社会においては、毎日のように洗濯物が出るのではないでしょうか。その日に着たもの、幼稚園、保育園、学校で使った手拭き、給食時に使うランチョンマットなど毎日洗わなければならないものがあるのです。  

手で洗っていた私たちの子どもの頃の洗濯に比べてすべて全自動で洗濯機がやってくれる今日の洗濯はそれほど大変なことではないかもしれません。

しかし、その中でも特に靴下。白いものであればなおさらですがきちんと洗わなければなかなか汚れが取れません。今日ではいろいろ便利なものがたくさん出回っていて液体に浸けておくだけで汚れが簡単に落ちるものなどがあり、そうしたものをうまく利用されている方も多いことと思います。

何はともあれ家に帰ってきたらまずは学校で使った手拭やそのランチョンマットを洗濯機にいれ、孫たちには原初的方法ですが靴下を軽く洗って石鹸液のバケツに浸けて置くことを課しています。洗濯時にはつけておいた靴下をもんで汚れを落として洗濯機に入れて一緒に洗います。パンツは各自必ず一度洗って洗濯機に入れることも約束してあります。

大きくなった孫たちは自分で洗濯機を回して、きちんとしわを伸ばして干して、たたんで、各自の箪笥にしまうまでのコースを一緒にやってくれたり、一人でもやるようになりましたが、いまだになかなかやらない子もいるのです。整理の仕方はやはり各家庭でそれぞれに応じたやり方があるとおもいます。

孫たちの箪笥は、長い引き出しが4本にその横に短めの引き出しが4本付いた箪笥ですがそれぞれ今着るものをきちんと区分けして収納することができ、今のところはとても使いやすく重宝しています。

たとえば一番上の引き出しには一番上に着る上着、2番目の引き出しには中着として着る上着、3番目の引き出しにはシャツ類、一番下の引き出しにはズボン類。短い引き出しの一番上には帽子や袋類、二番目にはパジャマ類、3番目には靴下類、一番下の引き出しにはパンツ類ときちんと区分してできるので、洗ったものはそのまま箪笥に区分してしまうことができるのです。問題は自分のことを自分でいつするようになるかということです。個々様々だとは思うのですが、小さいときからの習慣づけということがここで大切になってくるのです。

私たちの保育園では毎日の保育生活の中で何を大切にするかといえば、こうした生活を理屈で教えるのではなく、口で何も言わなくとも先生がお手本になりながら子どもたちと一緒になってやるというそうした毎日の遊びの中で生活の習慣づけがなされることを大切にしてきていたのです。遊びで使う布類は一週間に一度は日を決めて‘洗濯ごっこ’としてきれいに洗って、干して、たたんで、必ず所定の位置にしまうのです。こうしたことは子どもたちにとってはとても大好きな楽しい遊びの一つなのです。

大きな布も友達と一緒に端と端を持って歌に合わせて小さくたたんでいくのです。使ったおもちゃは先生も一緒になって種類別にそれぞれにきちんと分類して決まった籠に入れるのです。このことが大きくなったときに分類する力、整理する習慣につながっていくのです。幼児期の保育園での遊びの中で行うことを、おうちでも親御さんがこの基本を知って整理しやすいように環境を整えておいてあげる中で、小さい間は親御さんがきちんと整理をしてあげ、少し大きくなれば一緒になって整理し、小さいときから一緒に遊びとして楽しみながらやっていかれれば、本来であれば子どもを叱ることもなく子どもがその時期が来れば自然にあたりまえのこととして一人でできるようになっていくものなのです。

こうした小さいときからの習慣づけをしないで、にわかに子どもだけにさせようと命令したり、叱ってさせたりするときには子どもはその仕方が充分に理解できなかったりして混乱したり、命令されることに対して反抗したりしてトラブルの原因となり、片付け嫌い、整理嫌いとなってしまうように思われるのです。

片付けといえばずっと昔に見た映画「サウンド・オブ・ミュージック」でしたでしょうか、ジュリー・アンドリュース演ずる家庭教師と子どもたちの楽しい片付けの場面が時折思い出されるのです。

日々の衣類の整理に加えて、今の時期に着ない衣類の整理についても各家庭では家庭の事情に合わせてそれぞれに工夫されてしまわれていると思います。

孫たちの場合には、その箪笥3本が入るように私の部屋を少し拡張して、部屋の上部に厚めの板の棚を渡してもらってその棚に使わない衣類を一人ずつ種類別のダンボールに入れてしまっています。そして季節がくると入れ替えるようにしているのですが、その整理の仕方にももう一工夫が必要だとおもっているのです。

子どもの上着の面だけからでも季節に従って分類してみると、
・春物で
3月頃の厚手長袖+薄手長袖が次第に
4月には薄手長袖+あればチョッキ類、
5月中頃からは半そで
・夏物として
6月の梅雨時にはまた時折薄手長袖が必要になり、
7月後半にはノースリーブが必要となります。そして
・秋物として
9月にはいるとまた薄手長袖となり、
10月後半にはそれに+チョッキ
11月にもなれば厚手長袖に薄手のウインドブレーカーのようなものが必要となります。
・冬物として
そして12月になれば薄手長袖+厚手長袖となり、厚手ジャンパーなどの防寒着が必要になってきます。そして1月、2月、3月と続くのです。

このように少しずつ季節に応じて必要な衣類が違っていきますので、6月と10月の衣替えに一挙に入れ替えられるものではないのです。それぞれの季節において多少の流動性が必要となりますので、今着ない衣類でも、その出し入れがしやすいように、そのしまい方や整理の仕方の工夫がとても必要となってくるのです。

こうした衣類の整理の仕方やしまい方について親御さん同士でお互いに情報を交換し合うこともお互いにとても参考になるのではないでしょうか。次回ではもう少し衣類の世界に深入りして昔話から衣類について考えてみたり、着る人と色の関係という面からも考えてみたいと思います。

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