名付けて「〇〇の夏」

 夏真っ盛り。福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)は、今夏をどう過ごしたいかを尋ねる読者アンケートを実施した。「〇〇の夏」とネーミングしてもらったところ、コロナ禍、物価高、猛暑など直面する社会情勢を踏まえ「我慢の夏」を挙げた回答が最も多かった。「この夏こそ」「3年ぶりに」といった期待を込めて、家族らと楽しみたいという前向きな心境をつづった回答も目立った。

 アンケートは7月15日~18日、紙面や「ふく特」のLINE(ライン)などで呼びかけ実施。県内外の10~80代の男女から171件の回答が寄せられた。

 コロナ下3度目の夏はロシアによるウクライナ侵攻、物価高、円安に直面し、「我慢」の言葉を絡めた回答が最多の20件に上った。福井市の60代女性は「値上げと節電とコロナのトリプルパンチ」と表現。熱中症を防ぐためにエアコンは欠かせず、「忍耐」や「節電」「節約」は今夏の切実な声を反映しているようだ。

 行動制限のない夏休みを家族らと満喫したいという願望も、回答に色濃くにじんだ。鯖江市の60代女性は、久々に会う孫たちの「流しそうめんを食べる笑顔が楽しみ」とささやかな幸せを望み、坂井市の60代男性はコロナ下で生まれた初孫に「打ち上げ花火を見せてあげたい」と回答。「家族の大切さ、ありがたさを実感」という意見もあり、「再会」「家族」という言葉が複数挙がった。⇒「再会」「家族」という言葉が挙がった回答抜粋

 「自分磨き」「全力」「挑戦」「笑顔」―。自身の内面と向き合い、充実した夏にしようとの決意を込めた回答も寄せられた。定年を見据えた越前市の50代男性は「ピアノのレッスンに励む」と宣言。受験を控えた中高生は「勉強の夏」と回答し、夏休み中の頑張りを誓った。⇒「自分磨き」の夏を決意した回答抜粋

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