並行在来線新駅設置候補地を検討する委員=6月30日、福井県の福井市体育館

 北陸新幹線福井県内開業に伴いJRから経営分離される並行在来線(現JR北陸線)の新駅設置について福井県福井市は6月30日、検討会議を立ち上げ第1回会議を開いた。委員らは、福井―森田駅間で候補地となっている3カ所を視察後、先行する他県の事例紹介などを受けた。年度内に会議を3回開いて候補地を1カ所に絞り、並行在来線会社へ提案する。

 新駅設置の候補地は、開発踏切付近と大願寺地下道付近、近町踏切付近の3カ所。市が昨年度、地理的条件に加えて1日当たり千人程度の利用が見込まれるとして提示した。

 検討会議は、学識者や交通事業者ら8人で構成。この日はまず、委員らが各候補地を視察。市職員から立地、周辺の道路環境などの説明を受けた。

 市体育館に移動後、委員らの紹介があった。桑原雄二・市都市戦略部長は「一人でも多く利用してもらえるよう、委員の皆さまと議論し考えをまとめ提案していく。率直な意見をお願いしたい」と述べた。先行事例として「えちごトキめき鉄道」(新潟)の新駅設置に向けた検討に関する経緯、開業後の現状などの説明があった。

 市は7月中に沿線地域の住民ら1500人を抽出してアンケートを行い、検討材料とする。