投票日前日まで設けられている期日前投票所。入場券がなくても投票できる=6月27日、福井県の福井市役所1階

 「参院選の期日前投票をしたいのに、入場券が届かない」との声が福井新聞の調査報道「ふくい特報班(通称・ふく特)」に相次いでいる。福井県内の一部自治体で公示日翌日までに入場券が配達されなかったのが一因とみられるが、県選管は「入場券がなくても投票できる。当日投票できない有権者は期日前をぜひ利用して」と呼びかけている。

 「入場券が届いていない」といった問い合わせや苦情は27日時点で、県選管や福井市選管にも寄せられていた。同市選管は当初、郵送開始を20日に予定していたが「閣議決定が想定より遅く、郵送開始が公示翌日の23日になった」という。期日前投票は県内53カ所で23日にスタート。同市では初日から数日間、入場券が届かない世帯があったとみられる。

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 ただし、「手元に入場券がなくても、本人と認められればOK」と県選管の担当者。運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書があれば、本人確認がよりスムーズになるという。

 県内では、居住する自治体内に設けられた期日前投票所ならどこでも投票できる。今回の取材を兼ねて、福井市役所1階で期日前投票をしてみた。ブースの中に入り、「入場券を持っていない」と伝えると「宣誓書」の記入を促された。

 当日投票できない理由▽氏名▽生年月日▽現住所―を書き込んで担当者に手渡すと、二重投票を防ぐためパソコンでデータを照合される。選挙区、比例代表の順で用紙を受け取って無事に投票完了。入場券も身分証も示さないまま、数分で選挙権を行使できた。

 ちなみに7月10日の当日投票は、県内各市町の指定された投票所で行えるが、期日前と同様、入場券がなくても本人確認できれば投票できるという。

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