日本語学校の入学式で記念写真を撮るウクライナ避難民ら=6月1日、福井県福井市のハピリンホール

 ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナから福井県内に逃れてきた人たちを日本語学校で受け入れているグローバルリンク(本社福井県福井市)が、避難民の自立に向けて中長期的支援に乗り出す。クラウドファンディング(CF)で資金100万円を募っており、「避難民の人たちに幸福度日本一の福井で自己実現してほしい。未来に向けて新たな一歩を踏み出せるように応援してほしい」と呼びかけている。

 同社が運営する「福井ランゲージアカデミー」は、避難民の身元引受人となり、これまでに10~40代の男女7人を受け入れた。それぞれ福井県の職員住宅や同校の学生寮で生活しながら、日本語習得に励んでいる。

 同社社長で学校長の井上俊秀さん(35)は「7人はいつ母国に戻れるか分からない状況の中、前を見据えて生活しなければならない。中長期的なサポートが必要」と訴える。

 寄せられた資金は▽避難民支援のホームページ制作▽高校生以下の子どもたちの就学支援▽地域と交流を深める事業▽ウクライナ語の図書購入-などに活用する。目標金額は100万円。1口3千円~5万円の寄付額に応じ、感謝の手紙やホームページへの名前記載、交流事業への参加権などの返礼を用意している。

 福井県のふるさと納税による新事業創出支援事業の認定を受け、福井新聞社と福井銀行も協力。CFサイト「レディーフォー」で寄付を募り、寄付額のうち2千円を除く金額が税控除の対象(所得に応じて上限あり)となり、実質2千円の自己負担でプロジェクトを後押しできる。締め切りは8月13日。