福井県の生徒の英語力

 文部科学省は5月18日、全国の公立中学校・高校に通う生徒の英語力を調べた2021年度英語教育実施状況調査の結果を公表した。福井県の中学3年で「英検3級程度以上」の力がある割合は85・8%、高校3年の「英検準2級程度以上」は59・6%で、新型コロナウイルス禍に伴い調査を見送った20年度を挟み、ともに都道府県別で4回連続トップとなった。中学3年は前回(19年度)の61・4%から大幅に伸び、2位群馬県に24・9ポイント差をつけた。

 英語力は英検以外の外部検定なども評価対象とし、全国平均は中学3年が47・0%、高校3年が46・1%だった。毎年度の調査で改善が見られるものの、文科省は「目標(50%)には達していない」としている。

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 県内中高生の英語力の高さについて県教委は、16年度から英検やGTEC(ジーテック)など外部検定の受験料を補助し、結果を学習改善に生かしていることを要因の一つに挙げた。また、小学校での英語教育を全国に先駆け18年度に導入したことも「英語力向上につながっている」と分析した。

 調査は21年12月に行われ、中学は都道府県と政令指定都市、高校は都道府県ごとに実施。政令指定都市も含むと、中学3年で「英検3級程度以上」の割合が最も高いのは、さいたま市の86・3%だった。

 英検準1級や同等レベルの検定スコアを取得している英語教員の割合も公表し、福井県は中学64・8%、高校96・9%で、ともに前回調査に続いて全国1位だった。全国平均は中学40・8%、高校74・9%。

英語教育実施状況調査

 公立学校の英語教育の実態を把握するために文部科学省が2013年度から実施。中学卒業段階で英検3級程度以上、高校卒業段階で英検準2級程度以上という英語力の設定は、学習指導要領をこなしていれば身に付けられるレベルだからだとしている。18年に政府が閣議決定した第3期教育振興基本計画では、22年度中に中高生ともに50%を目標と定めている。