発電機がなくなった現場を調べる捜査員ら=4月14日午前11時、福井県福井市城戸ノ内町

 福井県福井市城戸ノ内町の一乗谷朝倉氏遺跡で、桜のライトアップ用に設置していた発電機2台がなくなっていることが4月14日、分かった。発電機と桜の木をつないでいた鎖が切られており、遺跡を管理する朝倉氏遺跡保存協会は盗難の可能性があるとして同日、福井南署に被害届を出した。同署は窃盗容疑で捜査している。

 同協会の岸田清会長によると、ライトアップは「ふくい桜まつり」の一環で8日から始まった。毎日午後7時から9時まで、約40本の桜をLED照明で照らしており、電源として8台の発電機を使用している。

⇒一乗谷朝倉氏遺跡を巡る新バス「騎馬武者号」無料運行

 同協会の会員が14日朝、発電機2台がなくなっているのを発見。盗難防止のため、桜の木とつないでいた鉄製の鎖が切断されていた。前日の13日午後6時ごろ、発電機を稼働するときには全8台があったという。

 発電機は約10年前に購入したもので、長さ約49センチ、幅約30センチ、高さ約45センチ、重さは約20・5キロ。照明機器や延長電源コードは、そのまま残っていた。

 岸田会長は「コロナ下に加え、ウクライナ問題など悲しい出来事が起きている中、気持ちを上向きにしてもらおうとライトアップを行っている。絶対に返してほしい。見回りも強化しないといけない」と話していた。

 代替機を用いて、予定通り17日までライトアップを行う。