契約書なしの口約束にご注意

 「お店に気に入ったワンピースがあり、お金が足りなかったので取り置きしてもらった。その後、別の店で購入したので取りにいかなかったら『早く取りにきて代金を払ってほしい』と電話があった。契約書を交わしていないのに、支払わないといけないのか」と相談がありました。

 私たちの生活は契約であふれています。「コンビニでパンを買う」「電車に乗る」「本を借りる」。これらは全て契約です。

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 契約は、お互いの意思表示が合致すれば口約束でも成立します。レジで「このパンを下さい」と申し込み、店員が「はい」と承諾すれば売買契約の成立です。契約書がある時だけが契約ではありません。

 いったん契約が成立すると、勝手にやめることはできません。一方が契約を守らないと、もう一方は契約の順守や損害の賠償などを請求することができます。ただしクーリングオフなどの特別な場合や、契約違反があった、だまされた、脅された、双方が合意したなどの場合は別です。

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 今回は契約が成立しており、代金を支払う必要があります。契約の申し込みは慎重にしましょう。福井県消費生活センター=電話0776(22)1102、福井県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。