山門の前で入門を求める新参僧=2月21日、福井県永平寺町の大本山永平寺

 福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺で2月21日、新たに修行に入る僧侶の「上山(じょうざん)」が始まった。新雪をわらじで踏みしめ境内を進んだ新参僧は、山門前に凜(りん)として立ち、厳しい修行の道に入る覚悟を示した。

 午前7時半すぎ、網代(あじろ)がさや脚半を身に着けた「一番上山」の10人が山門前に到着。板を打ち鳴らして知らせ、いてつく寒さの中、整然と並び、客行(かあん)と呼ばれる先輩の僧が現れるのを待ち続けた。

 客行に訪れた目的を問われた新参僧は「道元禅師の教えを学びに参りました」と声を張った。問答の後、山門を通ることを許された。

⇒南澤道人貫首、2022年の抱負

 新参僧は主に20代前半。1~3年ほど修行するという。食事の作法から着物の着方まで、全てが修行となる。上山は3月下旬まで続き、60人が入門する。