「オミクロン株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 東北大の東北メディカル・メガバンク機構は2月9日、宮城県在住の約3千人に実施した新型コロナウイルスの抗体検査結果を発表した。抗体量は2回目のワクチンの接種月に最大となり、約3カ月後に半分程度まで減った。性別や飲酒・喫煙の有無が抗体量と関連していることも判明した。

 機構によると、接種回数と抗体量の関係を数千人規模で住民に調査するのは全国初という。抗体量は、女性が男性よりも1・35倍多かった。また1日2合以上飲酒する人はしない人の0・8倍、1日1~20本未満喫煙する人はしない人の0・74倍だった。

 機構は昨年7~11月、27~94歳の男女3008人を対象に血液検査を実施。東日本大震災による心身の影響を調べるために始めた長期健康調査に、抗体検査を追加した。栗山進一コホート事業部長は「3回目接種の効果や感染者の長期的な後遺症も調べたい」と話した。