次々と出来上がるばんこもち=2月3日、福井県池田町土合皿尾「そばの郷池田屋」

 福井県池田町伝統の冬の保存食「ばんこもち」の生産が、町内で最盛期を迎えている。ヨモギがたっぷり入った深緑色のもちが、次々と作られている。

 ばんこもちは、水が澄んで冷たくなり、カビも生えにくい寒の時期に作られる。同町土合皿尾のそば打ち体験施設「そばの郷(さと)池田屋」では、1月上旬に生産が始まった。

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 1日当たりで作れるのは職員ら約8人がかりで130枚程度。もち米とうるち米にヨモギを加えてつき、直径20センチの円盤状に成形。乾燥のため10日間ほどつるし、完成させる。

 水に浸して柔らかくし、焼いて食べる。そのまま食べられる生タイプもある。同施設を管理する一般財団法人「池田屋」の廣田邦彦さん(59)は「池田の食材で作った無添加のもち。きなこを付けて食べるのもおすすめ」と話していた。

 3月中旬までに約1500枚作る予定。そばの郷池田屋(月火曜休み)のほか、同町のまちの駅「こってコテいけだ」などで販売している。