「感染拡大警報」の延長など今後の対応を語る福井県の杉本達治知事=1月28日、福井県庁

 福井県は1月28日、新たに213人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数としては26日の182人を上回り過去最多で、初めて200人を超えた。直近1週間の新規感染者数も1042人と初めて千人を突破。急激な感染拡大を受け、県は発令中の感染拡大警報について、1月31日までの期限を2月20日まで延長する。

 県は警報延長に合わせ、医療機関や薬局で実施している無症状者対象の無料検査も抗原検査に絞り、同期間延長する。1月28日現在で809人が対象の自宅経過観察の体制や小中高校、幼児施設での感染防止対策を強化する。

 杉本達治知事は、28日現在の病床使用率が15.5%と注意報レベル(20%程度)を下回っている状況を踏まえ「病床使用率は全国でも一番低い水準。日常生活を維持しながら県民と一緒にコロナと闘う」と説明した。まん延防止等重点措置の適用要請については「今は必要ないと感じている」とした一方、「今後2~3週間で病床使用率が50%を超えることも想定される。そういう段階で次のステップに進むことは十分にあり得る」と述べた。

 自宅経過観察の体制強化として、かかりつけ医によるテレビ電話などを使ったオンライン診療を1月31日から新たに導入する。医師の診断や対象者の希望に応じ、症状を抑える薬や持病の常備薬を薬局から配送する体制を整えた。