厚生労働省は1月21日、5~11歳の子どもに接種する米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを特例承認したと発表した。今後は同省ワクチン分科会で実施要領などの検討を経た後、早ければ3月にも接種が始まる見通し。福井県は同時期に開始される18~64歳の3回目接種に合わせ、5~11歳の接種を始められるよう県内市町と調整していることを同日、明らかにした。

 県によると、県内の5~11歳は約4万6千人(2021年1月時点)。県の窪田裕行健康福祉部長は21日、18~64歳の3回目接種と同時期の開始に向けて「準備は順調に進んでいる」と説明。各市町は個別または集団接種を予定しており、福井市は3月から小児科の個別接種で、南越前町は集団接種で対応する。県の担当者は「ワクチンは同じファイザー製でも子ども用と18歳以上は別製品。間違いを避けるためにも、親子が同じ会場で一緒に接種できる環境には必ずしもならない」としている。

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 杉本達治知事は20日の会見で「2月に入ったら市町や医療機関を対象に説明会を開く。できるだけ早く準備を終えたい」と述べた。接種会場に小児科医を配置できるように県小児科医会と連携していく考えも示した。

 厚労省によると、ワクチンの有効成分の量は12歳以上の3分の1。3週間の間隔で2回接種する。全員に接種する場合の対象者は約700万~800万人に上る。日本でこの年齢層への新型コロナワクチンが承認されたのは初めて。

 子どもは新型コロナに感染しても重症化しにくいことなどから、専門家の間でも接種の必要性の意見が分かれている。

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