福井村田製作所の生産棟=福井県越前市

 従業員らの感染が相次いでいる福井村田製作所は1月15日、福井県越前市の武生事業所の施設のうち、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した1フロアの稼働を停止した。これまでの感染拡大で、同事業所の全従業員約7千人のうち自宅待機者が約1200人に上っている。停止したフロアは従業員の陰性を確認するなどして体制が整い次第、再開する。

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 同事業所は2021年8月の感染「第5波」でも大規模なクラスターが発生し、全生産ラインを停止した。親会社の村田製作所(京都府)によると、今回稼働を停止したフロアは通常約200人が勤務。電子部品の製造工程全体への影響は小さいという。

 福井村田製作所は感染拡大を受け、1月11日から全従業員を対象に1日千人規模のPCR検査を進めている。

 村田製作所の担当者はクラスターが再度発生したことに「従業員各自が注意深く生活するように求めていた。地域にご心配、ご迷惑をかけ申し訳ない。自主検査などの対策を再開・継続しており、一日も早く陽性者の発生をとどめるよう全力を尽くす」とした。