福井県勝山市が導入し、行政区への貸し出しもしている除雪機=2021年12月、福井県の勝山市役所

 2021年1月の大雪被害を受けた対策の一環で、福井県勝山市は本年度、市内各行政区への除雪機の貸し出しを始め、雪への備えを万全にするよう呼び掛けている。貸し出しは無料で、勝山市監理・防災課は「活用してもらいたい」と周知を図っている。

 同市内では昨年1月、中心部でも最高積雪深225センチを記録した。その際に生活道路や歩道の除雪が進まなかったことを踏まえ、本年度に手押し式の除雪機30台を購入。市役所など公共施設周辺の除雪に役立てつつ、各行政区の道路での市民の除雪活動を支援する貸し出しを行うことにした。

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 希望があった行政区に1台ずつ貸し出し、最大で30日間貸与。無料だが、燃料費などは各行政区で負担する必要がある。作業中のけがなどには、市で加入している保険の範囲で補償も行う。

 既に昨年12月に2区へ、今年に入ってからも別の2区へ貸し出した。同課は「今シーズンは、まだそれほどの降雪はない。これからも雪の時期は続くし、強い雪が予想されると貸し出しも増えるだろう」とみている。また貸し出しと同時に自主防災組織がない行政区に対しては、組織の除雪機購入に最大75万円を補助していることを説明し、組織設立を勧めている。

 貸し出しなどの問い合わせは同課=電話0779(88)8125。