「お城EXPO2021」で配るパンフレットなどを手にする出展者=12月7日、福井県坂井市役所

 神奈川県横浜市で12月18、19日に開かれる日本最大級の城イベント「お城EXPO2021」に、丸岡城天守を国宝にする市民の会(福井県坂井市)と、福井市観光協会、市町や観光協会が参画し福井県内の城をPRする「ふくい城巡りプロジェクト」の3団体が初めて共同出展する。北陸新幹線県内開業をにらみ、“チーム福井”となり丸岡城や一乗谷城など福井の城文化を全国に発信する。

⇒福井県内の城を学び楽しむ「ふくい城巡り」

 お城EXPOは、日本城郭協会などが主催し6回目。福井県からは出展する3団体に加え、県や県観光連盟も協力している。

 市民の会のブースでは、北陸唯一の現存天守を持つ丸岡城の魅力をはじめ、城ファンの拠点施設「城小屋マルコ」を紹介。甲冑や笏谷石(しゃくだにいし)の屋根瓦を展示し、手裏剣投げの体験コーナーを設ける。地元企業とコラボした丸岡城主の家紋入り絹マスクを販売する。

 福井市観光協会は、一乗谷城や2022年10月オープンの一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)をアピール。県から同遺跡の「名誉お屋形さま」に委嘱されている落語家の春風亭昇太さんのメッセージ動画も披露する。朝倉家の家紋や唐門が描かれたバスタオル、扇子などのグッズも扱う。

 城巡りプロジェクトは、福井城や国吉城(美浜町)、小浜城など県内各地の城を網羅したチラシを配布する計画。合わせてフォトスポットを設ける。

 イベントステージでは両日、武将や町娘にふんした丸岡高校地域協働部による寸劇があるほか、福井市宣伝隊長のゆるキャラ「朝倉ゆめまる」やふくい城巡りPR隊が地元をPRする。

 12月7日は坂井市役所で、関係者約20人が集まり、会場で配るパンフレットなど3千部の発送作業を行った。市民の会の竹吉睦理事は「丸岡城や福井城はもちろん、県内には山城や城跡が多くある。福井の城文化を地域の人に再認識してもらい、全国に向けアピールしていきたい」としている。