福井県勝山市の長尾山総合公園内に建設される星野リゾート系列ホテルのロビー部分の外観イメージ

 福井県内屈指の観光施設、福井県立恐竜博物館(勝山市)がある長尾山総合公園の再整備事業で12月3日、高い知名度と誘客ノウハウを持つ「星野リゾート」(長野)の参画が決まった。県内初進出となる系列ホテルなどの建設に加え、恐竜博物館など公園内の既存施設と連携した魅力向上事業を提示。水上実喜夫市長は「(2023年夏に)リニューアルする恐竜博物館の隣接地に星野リゾートのホテルが来る。県を挙げて進める恐竜を生かした観光誘客の核になる」と強調した。

 星野リゾートの完全子会社「勝山ホテルマネジメント」を中心とした企業グループの提案は、恐竜博物館周辺の1期エリア(85ヘクタール)を四つのゾーンに分けて再整備する。ホテルは、エリア北側の「タイムレスゾーン」に配置。星野リゾートは和風の高級旅館なども展開しているが、市は「洋風イメージでの整備を求めたい。客層はファミリー層なので、価格設定なども協議したい」との意向を示した。

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 西側の「にぎわいゾーン」には約180席のレストランや物販施設、恐竜博物館近辺の「知的好奇心ゾーン」には広場などを設けるという。東側の散策路や森林があるエリアは「冒険ゾーン」と位置付け、アスレチック施設などを造る予定。市は、現時点で未買収の2期エリア(51ヘクタール)への展開を視野に入れた整備を期待する。

 これらのゾーンは現在、駐車場などとして活用している部分も含まれ、市は企業グループ側に代替駐車場の整備などを求めていく。

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 魅力向上事業では、既存施設との連携で、冬季や夜間を含め年間を通じたイベント開催などを予定している。水上市長は「北陸新幹線県内開業や中部縦貫自動車道の県内全線開通などと歩調を合わせ、公園全体を魅力あるものにできる」と話した。