国産の新型コロナウイルスワクチンの開発に取り組むKMバイオロジクス(熊本市)は12月4日、生後6カ月から18歳向けの不活化ワクチンの臨床試験(治験)を今後国内で行い、来年の実用化を目指す方針を明らかにした。長野県軽井沢町で開催された日本ワクチン学会で発表した。

 子どもの接種については米ファイザーが5~11歳への対象拡大を厚生労働省に申請し、審議中。ただファイザーや米モデルナのメッセンジャーRNAワクチン接種後には若い男性で心筋炎や心膜炎の発生が通常より高い頻度で報告され、厚労省は「重大な副反応」に位置付けることにした。

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 子どもへの影響ははっきり分かっていないが、KMバイオロジクスは、感染力や毒性をなくしたウイルスを用いる従来型の不活化ワクチンには感染症予防の歴史があるので需要があると考えた。