エモテット攻撃の仕組み

 世界で猛威を振るい、最も強力なコンピューターウイルスと呼ばれた「Emotet(エモテット)」が復活したことが11月2日分かった。国際的な捜査でいったんは制圧されたが、ウイルスの作成方法や運用ノウハウを継承したハッカー集団がいるとみられる。国内でも感染を確認。専門家は今後活動が活発化する恐れがあるとして注意を呼び掛けている。

 セキュリティー企業「LAC」(ラック)によると、エモテットが復活したのは11月15日ごろ。日本国内の組織にも17日までに感染を狙った攻撃メールが十数件届き、一部は感染が確認された。

最強のPCウイルス「Emotet(エモテット)」とは

 2014年に登場したコンピューターウイルス。過去のメールを引用し、取引先や知人からの返信を装ったメールを送り付けるのが特徴。日本でも19年から被害が広がった。企業の機密情報を盗み出して金銭を要求する「ランサムウエア」など別のウイルスをばらまく踏み台としても利用される。21年1月に欧米8カ国の共同作戦でハッカー集団を摘発、制圧された。