木おけに入り、干し大根を踏み固める雲水=11月30日、福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺

 福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺で11月30日、恒例のたくあん漬けが行われた。雲水らが約300本の干し大根を木おけに敷き詰め、しっかり踏み固めた。

 たくあん漬けは修行の一つ。過去には1万5千本を漬けた時があったものの、近年は修行僧の減少とともに徐々に少なくなってきた。さらに新型コロナウイルスの影響などで現在は宿泊する参拝者への提供もほぼないため、今年は昨年と同じく過去最少の仕込み数となった。

 この日は、漬物を貯蔵する蔵で雲水ら8人が午前9時半ごろから作業。直径1メートルほどのおけに、あわら市産の干し大根と、塩や唐辛子を混ぜたぬかを交互に敷き詰め、足袋を履いた雲水が歩くようにして踏み固めた。最後に大根の葉をかぶせて重しを載せた。

 来年3月ごろには食べ頃となり、雲水らの食事に提供される。