政治資金収支報告書の原本をネットで公開し始めた福井県選管のページ(福井県ホームページ引用)

 福井県選挙管理委員会は11月30日、2020年の政治資金収支報告書についてインターネットの原本公開を始めた。政治団体や政治家の資金管理団体、政党の金の支出入を簡単に確認でき、透明性が向上する。これまではネットで原本を閲覧できる41都道府県と報告書の要旨のみを公開していた福井県、新潟県、石川県、兵庫県、広島県、福岡県の6県でサービス格差があった。6県のうち福井県のみ原本公開に切り替えた。

 報告書の要旨では5万円を超える寄付者の氏名や金額、パーティーの収支などが分かる一方、支出の費目はなく、何に使ったのかは分からない。原本を閲覧するには県庁で交付請求し、手元に届くのに最大2週間ほど掛かっていた。

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 原本のネット公開に向け、福井県選管は計数千枚の報告書をPDFにし、団体別や50音順に整理。県選管のホームページに30日掲載した。山口県選管などはPDFにする業務を外注しているが、福井県選管は担当者が行ったため経費は掛からなかったという。

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 福井県選管は「報告書をいつでも見られる環境にすることは、政治資金の透明性を確保するという規正法の趣旨に合う」としている。