除雪車が通った路線が濃淡ある4種類の青で色分けされたみち情報ネットふくいのイメージ(福井県提供)

 積雪時に備え福井県は11月29日、県のホームページ(HP)「みち情報ネットふくい」の地図上で除雪状況を表示する取り組みを始めた。24時間以内に除雪車が通った県管理道路が一目で分かる。県によると、都道府県の全エリアを対象とした除雪状況の公開は全国初めて。県管理道路と合わせて、嶺北6市の幹線道路も12月10日から順次表示する。

 除雪車が通った道路を▽1~3時間前▽3~6時間前▽6~12時間前▽12~24時間前―の4段階で色分けし、10分ごとに更新する。

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 県道路保全課によると、県の除雪車542台と福井、坂井、あわら、大野、勝山、鯖江の嶺北6市の計約800台に搭載された衛星利用測位システム(GPS)を活用して除雪状況を把握する。

 道路状況を確認するカメラの位置274カ所を示した地図上に点在するマークにカーソルを合わせると、最新の写真が表示される。グーグルが提供する交通状況も同じ画面で表示でき、渋滞場所を把握できる。

 杉本達治知事は29日の定例会見で、今年1月の大雪で「どの道路で除雪を終えているかリアルタイムに分からない」といった県民の声があったと説明。大雪時は外出を控えるよう呼び掛けた上で、HPについて「合理的に移動でき、県民の混乱防止と渋滞対策で効果が大きい」と期待した。

 県道路保全課の三田村佳紀課長は「車がスタックすると、除雪も進まなくなる。HPを見て外出するか慎重に判断してほしい」と呼び掛けている。県は他の11市町にも2022、23年度中にGPSを搭載してもらい、地図上に各幹線道路の除雪状況を表示させたい考え。