北陸電力は11月26日、オール電化住宅対象の「エルフナイト10プラス」など七つの夜間割引の電気料金メニューについて、来年4月から料金単価を見直すと発表した。夜間の電力需要が増加しているため夜間単価を引き上げ、昼間を安くする。影響は電気の使用状況によって異なるが、契約件数が最も多いエルフナイト10プラスのモデル料金で月555円の値上げとなる。

 同社の電気料金見直しは、厳しい経営状況を背景に引き上げた2018年4月以来。夜間電力は従来、水力など発電コストの安い電源で賄ってきたが、近年は夜間需要が増したため水力以外の電源も使っており、昼夜の発電コストの差が縮小。「家庭での電気の使用状況に応じた単価の見直し」(同社担当者)となった。

 対象となるメニューは▽エルフナイト8▽同10▽同10プラス▽深夜電力A▽同B▽同C▽同D。いずれも16年で新規加入受け付けを終了しており、同社管内の家庭の契約数約116万件のうち39万件が契約している。

 契約数が約29万件と最も多いエルフナイト10プラスの場合、昼間の料金単価を1キロワット時当たり1円50銭引き下げ、夜間は同98銭引き上げる。平均的なモデル料金で試算すると、現行の1万7038円が見直し後は1万7593円となる。

 同社は12月中旬以降、対象家庭にダイレクトメールを送り、見直し内容と電気料金のシミュレーションができる専用サイトを通知する。