米製薬大手メルクは11月26日、新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」が重症化や死亡を約50%抑えるとした臨床試験結果について、30%に下方修正した。10月の当初発表では患者約760人のデータを解析したが、今回は約1400人に増やしたという。⇒南アフリカで警戒指定の新変異株「オミクロン」

 米食品医薬品局(FDA)の外部有識者委員会は30日、下方修正後の試験結果を用い、緊急使用許可について検討する。資料によると、動物実験では大量投与した場合に胎児への悪影響が見られ、妊婦への投与をどうするかが焦点。骨や軟骨の形成異常も確認され、子どもは対象外になる見通しだ。

 米国や日本は既にこの薬を大量に確保している。米国での使用許可は日本での承認に影響を与えるとみられる。