観光交流センターの屋上に設置される恐竜モニュメントのイメージ

福井市の福井駅周辺整備計画

 2024年春の北陸新幹線福井県内開業に合わせ、福井市がJR福井駅周辺で、恐竜モニュメントの追加など「恐竜王国ふくい」を印象づける空間整備を計画していることが分かった。市が新幹線駅舎に隣接して整備する拡張施設「観光交流センター(仮称)」の屋上に、高さ3メートルの大型モニュメントなどを複数設置する見通し。駅の東西を結ぶ高架下歩道でも、恐竜の映像放映などを検討する。

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 福井駅西口では、福井県が設置した恐竜のモニュメントや駅の壁面のだまし絵が観光客の人気を集めている。県と市、福井商工会議所による「県都にぎわい創生協議会」でも、恐竜を生かしたエリア整備が議論されている。

 6月の同協議会の会合で、東村新一市長が「新幹線の車窓からも見える場所」として、新幹線ホームと同じ高さになる観光交流センター屋上でのモニュメント設置を提案した。福井県立恐竜博物館がある勝山・永平寺方面につながるえちぜん鉄道の駅舎もあり、県都の玄関口で恐竜を前面に打ち出し、福井の認知度向上や誘客につなげる狙い。

 新たなモニュメントは、ティラノサウルスなど認知度の高い恐竜の大型を2体以上、さらに高さ1.2メートル程度の小型を複数設置する計画。東口の広場の一角には、モニュメントの大きさを体感できるフォトスポットも設ける予定。

 観光交流センターは9月に着工し、23年1月末の完成予定。モニュメントも同時期の設置を目指し、企画製作業務の委託業者を決める公募型プロポーザルを近く行う。

 また、駅北側の高架下東西通路や、えち鉄駅舎東側の歩行者空間で、映像や音、アートなどによる恐竜プロモーションを検討する。

 東村市長は11月19日の定例会見で「福井を(全国に)知らしめている大きなポイントの恐竜を活用しながらやっていくのは大事なこと」と話した。