名古屋高裁金沢支部=石川県金沢市

 福井コンピュータホールディングス(本社福井県福井市)の林治克社長は11月12日、福井市内での中間決算の会見で、2015年に40代男性社員が勤務中に死亡し、裁判で労災と判断されたことについて「ご遺族の気持ちに寄り添うことができるよう最善を尽くす。お会いする機会を持ちたいと考えている」と述べた。

 男性は同社のトイレで倒れているのを発見され、病院で死亡が確認された。林社長は「社員として一定の経験を積み、非常に貴重な人材だった。そういった社員が社内で亡くなること自体、会社にとっては一大事であり、極めて重く受け止めている」とした。

 10日の名古屋高裁金沢支部の判決は「業務に起因して心臓性突然死を発症したと推認できる」として、労災の認定基準に当たらないとした一審福井地裁判決を取り消した。

 林社長は「亡くなった理由が長時間労働に起因することが分かった。二度とこのようなことが起きないよう、労働環境、長時間労働の改善に向けた取り組みを続けていく」と話した。