日本における女性ファッションアイテムとして欠かせないレギンスとレギンスパンツ(レギパン)。昭和の時代には「スパッツ」と呼ばれ、2000年代に入ってレギンスの名前に変えて大ブームに。現在ではレギパンも人気商品として定着しました。レギンスとレギパンの違いや歴史を、福井県鯖江市のレギンス・レギパンブランド「ジャパングローブ」(公式サイトはこちら)の若手女性パタンナー・藤原今日子さんに徹底解説してもらいました。

ママにも嬉しいおしゃれアイテム

 はじめまして、アパレルメーカー「ジャパングローブ」パタンナーの藤原です。レギンスやレギパンは私たち女性に欠かせないファッションアイテムになりましたね。私自身、子供ができて、おしゃれと機能性どちらも重視するようになりました。子供を抱っこするためにしゃがんだり立ち上がったりと、日常の動作が増えたのでストレッチ素材のパンツは非常にありがたい存在なのです。

藤原今日子さん

 今はデニム風のレギパンや、おしゃれなプリント、カラーバリエーションのものが増えています。おしゃれは「我慢の時代」が終わって、着心地が重視されてきていると思っています。今回はそのレギンスやレギパンの歴史を振り返りつつ、いざ聞かれると答えに詰まってしまうレギンスとレギパンの違いについても簡単にご紹介します。

レギンスの源流は「スパッツ」「カルソン」

スポーツアイテムから万能なファッションアイテムに「大出世」。

 レギンスの源流は1980年代に認知され始めたスパッツです。当時はエアロビクスの流行に伴って、身体にフィットする伸縮性の高いスポーツアイテムとして広まりました。また、当時はボディーコンシャス(いわゆるボディコン)なファッションも女性から支持を集めていたことも普及の一因になりました。

スポーツに最適なレギンスは今も女性の人気アイテム。
 
「今はヨガパンツなどのスポーツアイテムも人気です」(藤原さん)

 過去のファッション関係の文献を調べてみると、そのスパッツがファッション性の高いものとして広まったのは1990年代のようです。スパッツは細身のパンツとして「カルソン」に名前を変えて流行。モデルのカジュアルファッション「デルカジ」の象徴的なファッションアイテムになったようです。

 その後、ブームは終息しますが2000年代中盤に「レギンス」という名前で復活。ファッション業界がこぞってレギンス商品を世に送り出すと、丈が長い「チュニック」に合わせる万能的なファッションアイテムとして、ついに不動の地位を確立したのです。

■レギンスのルーツまとめ
・1980年代に「スパッツ」の認知拡大
 →エアロビ流行に伴いスポーツアイテムとして広まる
・1990年代には細身のパンツ「カルソン」が流行
 →「デルカジ」の象徴的なファッションアイテムに
・2000年代中盤に「レギンス」として復活
 →万能的なファッションアイテムとして確立

レギンスの語源は? 定義は?

伸縮性のある素材を使った「長ズボン」。定義は広範なので自由度の高い商品展開が可能に。

 では、そのレギンスとはいったいなんなのか。学校法人文化学園文化出版局が発行している「ファッション辞典」によると、レギンスとは「足首まで覆う細身の長ズボンのことだが、おもにストレッチ素材を使ったタイツ状のパンツをさす。もとは防寒用に足首や足先までを包む幼児用のズボンのことをさす言葉だが、1980年代になって⇒カルソン⇒スパッツ⇒フュゾーなどを一括して含む新しい用語として広まった」とあります。(⇒実際のレギンスをジャパングローブ公式ショップでチェック)

足首まで覆うストレッチ性のあるパンツが「レギンス」

 つまり、レギンスとは伸縮性のある素材を使った、足首まで覆う細身の長ズボン全般のことといえます。その定義の広範さから、各ファッションブランドがさまざまな商品を打ち出すことが可能になり、女性たちの細やかなニーズを満たせたことで、地位を確立できたのでしょう。

伸縮性の高さもレギンスの特徴。

「レギパン」はレギンスから発展したヒット商品

「バランス重視」という女性のニーズを的確にキャッチしたことがヒットの要因。

 近年は大手メーカーを中心に「レギンスパンツ」の名称でヒット商品が出ています。レギパンとは、レギンス感覚で履けるパンツのことです。レギンスとの違いは▽レギンスよりも装飾が多く、パンツに似せたデザインが多い▽レギンスと違って、一枚で履くシーンが多い―といったところでしょうか。(⇒実際のレギンスパンツをジャパングローブ公式ショップでチェック)

「レギンスパンツはレギンスよりもファッション性が高いものが多いです」(藤原さん)

 ボリュームのあるトップスや、着心地を重視したファッションがトレンドとなっている中、タイトなボトムスを合わせることでバランスを取るスタイリングを重視する女性が増えていることがヒットの背景にあります。パンツの持つデザイン性の高さと、レギンスの持つ伸縮性の高さを併せ持つことで、はき心地と見栄えという女性のニーズを満たすアイテムが誕生したのです。

八分丈のレギンスパンツなども人気。

レギンス・レギパンの共通項は「伸縮性」

はき心地が商品選びの大前提。ニッポンはますますキレイになります。

 ジャパングローブが製造・販売している国産レギンス、レギパンをお買い求めいただくお客さまも伸縮性とはき心地を商品選びの大前提として考えられる方がほとんどです。年代を問わずこの傾向は共通しており、逆に伸縮性とデザインを両立したファッションアイテムが40年間をかけて完全に定着したのだと感じています。

 

 アパレルパタンナーとして、ジャパングローブが有する世界最高水準のストレッチ性の高い生地を使ったファッション性の高いレギンスや、ヨガやスポーツなどにお使いいただけるなど利用シーンに応じたパンツの開発を通じて、ジャパングローブのテーマである「ニッポンを、キレイに」の実現に努めていこうと思っています。

■解説・藤原今日子

ジャパングローブ株式会社(福井県鯖江市)パタンナー。金沢文化服装学院デザイン専攻科卒。学生時代から和服やセレクトショップ、アクセサリーショップのモデルとしても活動。現在は仕事と子育ての両立中。趣味はハンドメイドアクセサリー作り。(ジャパングローブ公式サイト⇒https://japan-globe.co.jp/)

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