「妊活プロテイン」を開発した櫻田貴美子さん=福井県福井市内

 不足しがちな栄養を手軽に補い、妊活のための体づくりに役立ててもらおうと、福井県福井市でリラクセーションサロンを営む櫻田貴美子さん(38)が、妊娠準備期から必要とされる葉酸などを配合した粉末タイプのプロテイン「motocul(モトクル)」を開発した。福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で、商品化に向けた資金の支援を募っている。

 櫻田さん自身も妊活中で、栄養管理に気を配ってきた。「食事で足りない分はサプリメントも試したが、複数の種類を毎日飲まなくてはならず煩わしい」と、バランス良く栄養を取ることの難しさを実感したという。

 忙しくても手軽に毎日栄養補給したいと考え、自身も飲んでいたプロテインに着目。国内の製造会社の協力を得て、2019年に商品開発を始めた。

 女性ホルモンに構造が似ているイソフラボンを多く含むことから、原料に大豆を使用。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」を基に、葉酸や鉄、ビタミンCなど15種類の栄養素1日分を1袋に入れた。

 おいしく飲み続けられるよう味にもこだわり、チョコレート風味に。夫婦で妊活に取り組んでほしいと、男性用のほうじ茶風味も用意した。保存料や人工甘味料は使用していない。

 櫻田さんは「きちんと栄養を取ることは本来、妊活だけでなく健康にとても重要。多くの女性がその習慣をつけるきっかけにもなれば」と話している。

 1箱14袋(2週間分)入りで、販売価格は税込み4320円。通販を中心に11月下旬から販売する予定。

 CFの締め切りは10月31日午後11時。当初の目標額50万円は達成し、ネクストゴールとして150万円を設定した。妊活中の夫婦に抽選で商品を贈る費用にする。返礼(リターン)は商品セットなど。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年4月に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年6月から福邦銀行が事業に参画した。