熊川城跡を散策する参加者=10月23日、福井県若狭町熊川

 ふくい城巡りプロジェクト実行委員会は10月23日、福井県若狭町の熊川城跡を巡る催しを開いた。親子連れら31人が曲輪群(くるわぐん)や竪堀(たてぼり)などの遺構を確認しながら散策を楽しんだ。

 7月に開いた親子で福井市の一乗谷城跡を登る企画に続く催し。同町の若狭三方縄文博物館の永江寿夫館長と小島秀彰学芸員らが案内役として同行した。

 熊川城跡は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている熊川宿に隣接。標高185メートルの尾根にある。戦国時代に京と若狭をつなぐ軍事的な拠点だった同地を治めた沼田氏が築城したとされる。

 参加者らは今春に整備された登山道を散策。人や櫓(やぐら)を配置するため山肌を平らにした曲輪や敵の斜面移動を妨げる竪堀の跡などを興味深そうに眺めていた。頂上では展望デッキから眺望を楽しんだ。

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 福井市から参加した男性(47)は「急斜面がたくさんあって、城としての役割を感じた」、息子の児童(11)は「攻められたときの竪堀の役割が分かった」と満足そうだった。

 実行委は県内にある城の魅力を広めて観光資源として活用していこうと5月に発足。市町や観光協会、各城の保存協会、福井新聞社などが参画している。