新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、福井県の杉本達治知事は10月21日の定例会見で、県内でも12月から医療従事者約3万1千人を対象に始める考えを明らかにした。2022年1月からは高齢者施設の入所者や職員に対する接種も順次始まる見通し。

 岸田文雄首相は3回目を12月から始める意向を表明している。国は来年1月までの3回目用ワクチンとして、米ファイザー製約412万回分を11月中旬から配分する計画で、福井県内には約4万3千回分が届く予定。

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 杉本知事は「(国は)医療従事者の接種を12月から始める考え方のようなので、市町とともに準備を進めている」と説明した。

 医療従事者以降の接種体制については「これまでの経験を生かし、安定的に接種していける体制がある。かかりつけ医による個別接種を中心に集団、職域も含めて柔軟に対応したい」と述べた。一方で、スケジュールや体制の構築にはワクチン供給の見通しが重要だとして「いつごろ、だれにどういう順番で打っていくのか、国はできるだけ早く明らかにしてもらいたい」と注文した。

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 厚生労働省の分科会は3回目接種の時期について「2回目からおおむね8カ月後」との見解を示している。福井県内では3月上旬に医療従事者への接種が本格化、高齢者施設の入所者らは4月中旬に始まった。同省は5月までに2回接種を終えた各都道府県の人数を基に3回目第1クール(12月~来年1月接種分)のワクチン配分量を算出した。

 第2クールについては11月下旬をめどに都道府県に配分量を通知し、12月から来年1月にかけて配送する予定。米モデルナ製の3回目接種は来年2月以降の開始を見込み、配送予定をあらためて通知するという。