福井県の杉本達治知事=2021年4月

 福井県の杉本達治知事は10月21日の定例会見で、北陸新幹線の沿線10都府県でつくる建設促進同盟会の会長職について「沿線首長の理解、推薦がいただけるなら前向きに考えなくてはいけない」と述べた。現在会長を務める富山県の新田八朗知事、石川県の谷本正憲知事は、杉本知事が適任との考えで一致している。

 新田知事は昨年秋の知事選で初当選した際、同盟会の会長を退く意向を示している。

 杉本知事は従来、福井県の役割は「京都、大阪に(レールを)つなぐための切り込み隊長」とし、会長職就任に慎重な考えを示していた。21日の会見では「考え方を改めて、(会長職を引き受ければ)力、重みが増すわけで、これまで以上に関西圏との連携を強めながら、建設促進に向けて全体としての行動力を上げる役割を果たしていきたい」と述べた。

 会長職を含む役員人事については、同盟会の総会で各都府県の意向を確認する。事務局を務める富山県総合交通政策室によると総会の日程は調整中という。

 同盟会の構成自治体は群馬、埼玉、東京、新潟、富山、石川、福井、長野、京都、大阪の10都府県。1967年に前身の「北回り新幹線建設促進同盟会」として発足して以降一貫して歴代会長は富山県知事が務めてきた。