収穫が始まった伝統野菜「杉箸アカカンバ」=10月20日、福井県敦賀市杉箸

杉箸アカカンバの断面。白い実に入る赤いサシが特徴。

 福井県敦賀市杉箸で150年以上栽培が続く伝統野菜「杉箸アカカンバ」の収穫が10月20日、始まった。生産者が次々と深みのある赤色のカブを引き抜いていった。

 杉箸アカカンバは赤カブの一種で、甘みとほろ苦さが特長。断面の鮮やかな赤いサシが美しく、寒い時期はボルシチやシチューで食べるとおいしいという。

 初日は生産組合の山口一夫さんや同市地域おこし協力隊の西山綾加さんら3人が作業。区内の15アールの畑で、出来栄えを確認しながらかごに入れた。

 収量は平年並みの5~6トンを見込む。山口さんは「今年も質の高いものができた。多くの人に知ってもらいたい」と話していた。

 アカカンバは東京の百貨店のほか、同市砂流の市農産物直売所「ふるさと夢市場」などに出荷する。

 また、アカカンバの収穫体験を随時受け付けている。問い合わせは山口さん=電話0770(27)1048。