噴火する熊本県の阿蘇山=10月20日午前11時43分(気象庁のライブカメラから)

 気象庁は10月20日、熊本県の阿蘇山の中岳(1506メートル)の第1火口で午前11時43分に噴火が発生したと発表した。噴火に伴う火砕流が火口から1キロ以上に達した。気象庁は火山活動が高まっているとして、火口から約2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒を呼び掛けている。県や阿蘇市などによると、人的被害は確認されていない。

 気象庁は同日、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。政府は首相官邸に情報連絡室を設置。磯崎仁彦官房副長官は「情報収集を進めている。対応はこれから鋭意検討する。危機管理には万全を期している」と述べた。

 阿蘇山の噴火警戒レベルは13日に1(活火山であることに留意)から2に引き上げられ、14日午前4時43分ごろに小規模な噴火が発生。噴火は昨年6月15日以来だった。

 噴火警戒レベル3:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制など。状況に応じて要配慮者の避難準備など。