第49回衆院選は10月19日公示され、31日の投開票に向けて12日間の選挙戦が始まった。福井県選挙区には1区に前職と新人、2区に前職2人の計4人が立候補した。両選挙区とも自民に立憲民主が挑む一騎打ちの構図。公示日の19日、出陣式に臨んだ候補者は、支援者らを前に第一声を放ち必勝を誓った。

 共産は戦後初めて、衆院選の県内選挙区から候補者を擁立しないことを決めた。野党候補の一本化が実現したことで、福井1、2区ともに与野党1対1の構図となり、政権選択選挙の色彩がより強まった。

 大票田の福井市や坂井市を含む6市町からなる1区は、立憲民主新人の野田富久氏(74)、自民前職の稲田朋美氏(62)が立ち、原発が立地する嶺南を含む11市町が選挙区の2区は自民前職の高木毅氏(65)、立憲民主前職の斉木武志氏(47)が出馬した。

 比例代表北陸信越ブロックの福井県関係は、自民前職の山本拓氏(69)が単独21位で名簿登載された。過去10度の衆院選で選挙区から出馬した共産新人の金元幸枝氏(63)は比例代表に回り、単独3位となった。

 岸田内閣発足から衆院解散までわずか10日だったこともあり、野党は4年に及んだ安倍・菅両政権の是非を問う構え。迎え撃つ自民は、新型コロナウイルス感染症対策の実績などを訴え、政治の安定と継続をアピールした。

 投票は31日午前7時~午後8時(一部地域は繰り上げ)に県内386カ所で行われ、即日開票される。