澄んだ歌声を披露する半崎美子さん=10月17日、福井県の坂井市ハートピア春江

 「ショッピングセンターの歌姫」として人気のシンガー・ソングライター、半崎美子さん(北海道札幌市出身)のコンサート(福井新聞社後援)が10月17日、福井県の坂井市ハートピア春江で開かれた。北海道開拓移民として利尻島に渡った曽祖父が福井出身でゆかりが深く、来場者には利尻島から特産の昆布が贈られた。

 坂井市制15周年記念の公演で、単独ライブは県内初。

 半崎さんは、代表曲「お弁当ばこのうた」「サクラ~卒業できなかった君へ~」など14曲を熱唱。親交のある坂井市出身のシンガー・ソングライター、ヒナタカコさんの市のテーマソング「しあわせの花」の弾き語りもあり、心に寄り添う澄んだ歌声を響かせた。

 半崎さんの母は利尻島出身で、自身は利尻富士町の観光大使を務める。明治期には北前船で福井から北海道へ多くの人が渡った。坂井市三国町など旧坂井郡からの移住が多いという。利尻富士町の田村祥三町長は「非常にご縁の深い関係。遠い利尻の地を感じてほしい」との思いで、来場の約400人に利尻昆布が贈られた。

 会場に駆け付けた曽祖父の実家(福井市)の現戸主、木戸利男さん(67)は「半崎さんは多くのファンに愛されている。感無量で、大変うれしい」と話していた。