熟成肉レストランの開業準備を進める高田太賀さん(右)とシェフの三上泰志さん=福井県福井市の福井県繊協ビル

 炭火焼きの熟成肉専門店を福井県繊協ビル(福井市大手3丁目)に開こうと、飲食店経営の高田太賀さん(29)=同県越前市=が10月29日まで、福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で支援を募っている。10月27日の開業に向け、「最高の素材とサービスで、新型コロナウイルス下でも外食でしか味わえないおいしさと、非日常の体験を届けたい」と準備を進めている。

 開業予定の「U(ユー)」は建て替えた福井県繊協ビルの1階に入居。発酵熟成に必要な菌をまとわせ5日から1カ月ほどかけて寝かせた肉を、備長炭の炭火で調理して提供する。熟成が難しいとされる和牛や鶏肉を特殊な製法で自家熟成することで、通常の肉と比べ、うま味と柔らかさが増すという。200~500グラム超の大ぶりなカットで提供する予定だ。

 高田さんは神奈川県に生まれ、東京での飲食店経営を経て2020年3月、福井にIターンした。現在県内でビストロ、麺料理屋の2店舗を経営しており、「コロナ下でも前向きに、外食の楽しさを発信し続けたい」と意気込む。

 新店は「福井でしか食べられないもので」「福井では食べられないものを作る」がコンセプトで、シェフはフランスのビストロで単身修業を積んだ同県あわら市の三上泰志さん(30)が務める。「カジュアルで生き生きとした、本場のビストロの雰囲気を福井に再現したい」と話し、大野市の野菜など地元の食材も多く取り入れる予定という。

 ミラカナでの目標額は150万円。5千~20万円の15コースあり、食事券などの返礼を用意している。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年4月に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年6月から福邦銀行が事業に参画した。