モデルナ製ワクチン

 米食品医薬品局(FDA)の外部有識者委員会は10月14日、モデルナ製新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を、65歳以上や重症化リスクの高い人に推奨するとの意見をまとめた。

 FDAは委員会の意見を尊重するのが通例。この後、疾病対策センター(CDC)も推奨を決めれば多くの地域で接種が始まる。3回目が行われるのは先月推奨されたファイザー製に続き2製品目となる。

 対象は2回目を受けて6カ月以上たった65歳以上の人や18~64歳で重症化リスクのある人、医療従事者などウイルスにさらされやすい環境下にいる人。

 用量は1、2回目の半分の50マイクログラムで、この量でも減少していた抗体が急速に増加するとの臨床試験結果を取り入れた。ただ、米メディアは「強いデータではない」との委員の話も伝えている。

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 モデルナは、半量での使用が認められれば来年の世界の供給量が10億回分増やせるとした。3回目の痛みや発熱などの副反応は2回目とほぼ同じだったという。

 バイデン大統領は14日「追加接種は無料で、どこでも手軽に受けられる」と強調、クリスマスシーズンの人出増加を念頭に接種拡大を訴えた。

 日本の厚生労働省は3回目接種をする方針を9月に決めており、年内の実施も視野に対象者などの検討を進める考え。政府は来年以降にモデルナ製5千万回分の供給を受ける契約を結んでいる。