若者の政治参加について話し合う参加者=10月2日、福井県福井市中央1丁目の「Xスタンド」

 若者の投票率向上を目指す福井新聞社のキャンペーン「#もしも総理U30~投票率上げたい委員会」のワークショップ(WS)が10月2日、福井県福井市中央1丁目の交流スペース「Xスタンド」で開かれた。県内の高校生や大学生計9人が参加し、「若者と政治参加」について議論。「もしも総理になったら何がしたい?」との問い掛けに「教育無償化」「グローバルな国づくり」などと独自の“政策”を発表した。⇒みんなの回答を見る

 キャンペーンは衆院選に向け、「もしも総理」に対する若者の多様な回答を集め、不安や希望、問題意識を発信するとともに、同世代で共有してもらい、投票行動につなげるのが狙い。

 WSの講師として、U-30(30歳以下)世代の政治参加を身近にしようと活動する大学生中心の一般社団法人「NO YOUTH NO JAPAN(ノーユース・ノージャパン)」(東京)の林怜奈さん(東京国際大3年)、石井佑果さん(日本女子大3年)がオンラインで参加した。

 2人は、若者の投票行動の大切さの理由に▽若い世代の声を届ける▽先の人生が長い若者として長期的な政策を求める▽考えが近い政党や政治家への影響力を高める▽一番簡単な政治参加▽いいかげんな政治家を許したくない―の5点を挙げた。

 参加者からは「政治を何も知らない自分が投票に行ってもいいのか」と戸惑いの声が上がった。貧困問題に関心があり活動を始めたという石井さんは「社会問題の解決には政治に声を届けるしかない」と強調。林さんは「自分に100%合う候補者なんていない。一番悪くない人を選ぶつもりで投票すればいい」とアドバイスを送った。

 この後、「もしも総理」の回答を1人ずつ発表。3人が「教育無償化」を主張した。「ジェンダー平等」「SDGsの活動を活発に」などと、多様性のある社会を求める意見もあった。

参加者が提案した政策、意見は?

◆教育費無償化
「より多くの人が安心して子どもを産めるような社会にして少子高齢化をなくす」

◆グローバルな国づくり
「外国人を受け入れることで日本経済の縮小を止められ、多様な価値観が育つ」

◆話し合いに1人1ボード制を導入する
「訴えたいことを一つだけ、ボードに書いて示せば国会も分かりやすくなる」

◆SDGsについての活動をもっと積極的に行う
「シンガポールの中学生のようにSDGsへの意識を日本でも高めたい」

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◆投票の価値を年齢分の1にする
「選挙では若者の意見が通らないと思うことがある。投票意識を高めたい」

◆大学無償化
「お金の面で進学をあきらめて悔しい思いをしている人がいる」

◆YouTubeを始める
「政治が一方通行になっていると感じる。みんなの意見が絡み合う場を」

◆ジェンダー平等
「同性同士の婚姻を認める政策を推し進めたい」

◆学費0に!!
「デンマークは大学まで学費無料。日本でも制度が広がれば」