気象庁によると、大型で強い台風16号(ミンドゥル)は2021年10月1日午後9時時点で、千葉県銚子市の東約260キロを1時間に40キロの速さで北北東に進んだ。関東地方の海上では1日夜の初め頃にかけて猛烈な風が吹き、1日夜遅くにかけて猛烈にしける所がある。また、関東地方ではこれまでの大雨で土砂災害の危険度が非常に高まっている地域があり、厳重な警戒が必要だ。同庁の進路予想によると、台風16号は今後、加速しながら北東へ進み続ける。また、進路や接近時期について米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方も参考に調べてみた。

現在位置と予想進路

写真を拡大 台風16号によって暴風域に入る確率=2021年10月1日午後4時現在(気象庁HP引用)

 気象庁によると、台風16号は10月1日午後9時現在、中心気圧は965ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心の東側390キロ、西側280キロは風速25メートル以上の暴風域、東側700キロ、西側600キロは風速15メートル以上の強風域になっている。

 予報では2日午前6時で中心気圧970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速50メートル。2日午後0時は中心気圧975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル。2日午後6時で中心気圧975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速40メートルの見込み。

 1日午後9時時点で、銚子市の東約260キロを1時間に40キロの速さで北北東に進んだ。今後、加速しながら北東へ進み、2日夜には日本の東で温帯低気圧に変わる見込み。

大雨や暴風に警戒

写真を拡大 台風16号によって暴風域に入る確率=2021年10月1日午後3時現在(気象庁HP引用)

 東日本太平洋側、東北太平洋側では暴風となっている所があり、東日本太平洋側では1日夜遅くにかけて、東北太平洋側では2日明け方にかけて、暴風となる所がある見込み。1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は関東地方、伊豆諸島30メートル(45メートル)、東北地方25メートル(35メートル)。2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は東北地方23メートル(35メートル)、関東地方20メートル(30メートル)。特に伊豆諸島では暴風に厳重に警戒するよう呼び掛けている。関東地方の海上でも1日夜の初め頃にかけて猛烈な風が吹く見込み。

 台風周辺の発達した雨雲がかかり、関東地方を中心に激しい雨の降っている所がある。関東地方では、これまでの大雨により土砂災害の危険度が非常に高まっている所があり、1日夜の初め頃にかけて、関東地方を中心に激しい雨の降る所がある見込み。2日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で関東地方、東北地方60ミリ。

 小笠原諸島では1日夜遅くにかけて、東日本太平洋側から東北太平洋側では2日昼前にかけて、うねりを伴って大しけとなる所がある見込み。1日に予想される波の高さは関東地方、伊豆諸島9メートル、東北地方7メートル、東海地方、小笠原諸島6メートル。2日に予想される波の高さは関東地方8メートル、東北地方7メートル、伊豆諸島6メートル。特に関東地方と伊豆諸島では、高波に厳重な警戒が必要としている。

米軍の見方は(参考)

写真を拡大 2021年10月1日午後時点の台風16号の予想進路図(JTWCより引用)。台風の通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)

 米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方を調べてみると、台風16号は気象庁同様、北から徐々に北東に進路を変えながら進むとみているようだ。10月1日にかけて伊豆諸島に接近、伊豆諸島は暴風域、関東地方などは強風域に入る可能性もあるとみている。中心付近の風速は、1日午後9時時点で約36メートル、2日午前9時時点で約31メートル、2日午後9時時点で約26メートルの見込み。

⇒【最新情報】台風16号の勢力、予報進路をさらに詳しく見る

台風の名前

 台風防災に関する国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名前が付けられる。「ミンドゥル」の命名国は北朝鮮で、朝鮮語で「タンポポ」を意味する。