いちほまれの新米を買い求める客=9月25日、福井県福井市渕2丁目のAコープやしろ店

 福井県ブランド米「いちほまれ」の新米販売が9月25日、県内の食品スーパーや量販店など170店で一斉に始まった。新型コロナウイルス禍によるコメ余りの影響で、価格は昨年初日に比べ15%ほど安いスタート。県などがキャンペーンを行ったAコープやしろ店(福井市)ではコシヒカリ新米の一部商品よりも安い特価で販売され、大量買いする客の姿も見られた。

 県と県JAグループでつくる「ふくいブランド米推進協議会」は26日まで、新米発売に合わせて県内7店舗で「買って得しようキャンペーン」を展開。Aコープやしろ店では入り口付近に特設売り場が設置され、5キロ税込み2138円、10キロ3974円で販売した。

 県などによると、10キロは昨年初日の4622円に比べ600円以上安く、昨年同時期のコシヒカリよりも安い。コロナ禍による外食控えで全国的にコメが余り、業務用米が量販店に流れるなどしていちほまれの価格も下がっているという。

 市内の71歳主婦は県外に住む長女や親族への贈り物用として5キロ6袋を購入。「驚くぐらい安いから、いつもより2袋多く買った。娘らは贈る度に『おいしい』と喜んでくれる」と話した。

 Aコープやしろ店では、キャンペーン終了後の通常価格を一般的な県産コシヒカリと同額程度に設定する予定。県外販売は9月30日から、量販店など1500店以上で取り扱われる。

 いちほまれは本格販売4年目で、本年産の収穫量は昨年より千トン多い6千トンを見込んでいる。