御朱印帳とお礼の手紙のサンプルを手にする中山喜美子さん(右)と桃井泰人会長=福井県敦賀市元町

 福井県敦賀市内の6寺院を巡る御朱印帳とまち歩きマップで市内の活性化を図ろうと、まちづくり団体「角鹿会(かくろくかい)」が福井県のふるさと納税型クラウドファンディング(CF)で製作資金を募っている。同会の桃井泰人会長(54)は「寺や商店街から街中を回遊できるような仕掛けを考えている。まずは角鹿会の取り組みを知ってほしい」と寄付を呼び掛けている。10月31日まで。

 2020年秋、角鹿会は日本最古の神宮寺「気比神宮寺」に由来するとされる本勝寺(元町)、本妙寺(元町)、妙顕寺(元町)、永賞寺(栄新町)、金前寺(金ケ崎町)、善妙寺(神楽町1丁目)を中心に、約50人で発足した。当初から観光客の周遊や満足度向上につなげようと、御朱印帳とマップ製作を担う部会で準備を進めてきた。9月24日、CFサイト「レディーフォー」で情報を公開した。

 製作する御朱印帳は、表紙に気比神宮と6寺の紋をあしらったデザインで、越前和紙を使い質感高く仕上げる。マップは6寺の位置関係やそれぞれの特色を紹介する内容。来春、この二つを活用し、6寺でバルーンアートや護摩行などが体験できるイベントを計画している。

 目標金額は計150万円で、印刷や材料費などに充てる。寄付の枠は5千~30万円で、リターン(返礼品)に手紙や菓子、高校生が6寺を紹介するDVDなどを用意した。ふるさと納税の仕組みを使った寄付のため、福井県内と県外の寄付者で返礼内容が異なる。

 目標達成に向け、部会長の中山喜美子さん(51)は「どんどん新しい情報を発信して、多くの人の目に付くようにしたい」と意気込む。桃井会長は「CFで市民に角鹿会に関心を持ってもらい、最終的に敦賀全体の活性化につなげたい」と見据えている。

 県のふるさと納税型CF事業は、福井新聞社、福井銀行と提携して取り組んでいる。