新リーグ「日本海オセアンリーグ」の設立記者会見=9月16日、東京都内

 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグ西地区を構成する福井、石川、富山、滋賀の4球団で来季に発足する新リーグの設立記者会見が9月16日、東京都内で行われた。リーグ名は「日本海オセアンリーグ」で、試合形式や選手報酬などで他のリーグとの差別化を図っていく。

 石川、富山、滋賀の各球団社長らが会見した。リーグ運営会社は滋賀球団を運営するオセアングループを中心に年内に発足する予定で、リーグ代表には滋賀球団社長を務めた黒田翔一氏が就任する。

 BCリーグ(計12チーム)は現在、同地区内でホームアンドビジター形式により1チームが72試合行っている。新リーグでは1チーム年間50試合程度に減らす。土日を基本に4球団が一つの球場で1日2試合行い、集客力アップを狙う。富山球団の永森茂社長は「ファンの皆さんに新しい観戦スタイル、新しい楽しみを提供できる」と説明。集客が見込めない平日の試合を減らすことで、運営費や遠征費など経済的負担を軽減する。

 リーグ戦とは別に、独立リーグや日本野球機構(NPB)のファームチームなどとの交流戦を年間10試合程度行う。石川球団の端保聡社長は「プロアマの垣根を越えた、サッカーの天皇杯のような交流戦を展開していけたら」と話し、優勝チームに賞金を出す形式を模索していくという。

 各球団の所属選手は18人程度に絞り選手の報酬を上げる。報酬はリーグが保証する仕組みを導入する。試合の配信サービスにも力を入れていくとした。

 新リーグは11月3日にトライアウトを行い、来春の開幕を目指す。

 福井球団の小松原鉄平社長は「独立リーグ全体がもっと盛り上がればという中で、新リーグの動きは楽しみにしている」と語った。

 新リーグ運営準備室によると福井県に拠点を置く地元球団「福井ワイルドラプターズ」の運営会社や名称は今後、変更になる可能性があるが、拠点は福井県内に置く。